ピカ☆★☆ンチ

8月23日(土)に観てきました。

東京での上映に参加できないファンのために全力で「ネタバレ禁止!!!!!」を掲げてるようで、あのファンの人数でそれができるって奇跡に近いなと感心しているなうです(笑)。あ、もちろんTwitterの鍵アカウント?とかブログに書いて隠すとかしていると思うので読みたい方だけが読めるようにはなってるんでしょうけど。
「○○ファンなら○○すべき」は時におかしな方向に進むから煩わしく感じることもあるけれど、今回の「あらしっくならルール守るべき」は好感持てる系かなぁと。…我ながらどの立場で?


以下、所謂ネタバレ注意。


あー、胸がチクチクした。大人になることの切なさとか虚しさとかをダイレクトに喰らって、やりきれなくてチクチクとしました。
基本的にはコメディだし笑えるシーンもあるんだけど、やっぱり切なかったなぁ。ハッピーエンドでもないし、バッドエンドでもなくて、『この8年間(だっけ)で八潮のあいつらに何があったか』って話で、極端な言い方すれば成功したやつもいれば失敗したやつもいる。
“あの頃”って5人が「どんな大人になるんだろう」みたいに同じような悩みを抱えていたし、それでいて人の意見に流されがちというか「どんな大人になるんだろう」「屋台船ではしゃぐような大人になんてなりたくない」「じゃあ…俺も」みたいな、モラトリアム丸出しな青春のしょっぱさがあって。
でも今回みたく結婚したり子供いたり起業したり日本にいなかったりすると悩みがバラバラになるというか、それぞれの立場でそれぞれが悩んでて、そういう状況にオトナを感じました。たぶん、かつて自分が感じたことのある、あーもうコドモと言ってられない年齢なのね感…それが画面から溢れてた。“あの頃”に軽蔑していた屋台船を許し?て、「屋台船も(酒飲んだりはしゃいだりしなければ)いいもんだよ」って言うとことか、なんかオトナの青春だった。
ってかあれ4人が既婚者って設定ですかね?人気絶頂国民的アイドルが堂々と子持ち!新しい!

そういう意味で、 1・2見てないことより、アラサーアラフォーじゃない世代の方が世界に入り込めないのでは?という危惧がありますけど。振り返りが多かったので、1・2観てなくても結構優しかったと思う。いやはや是非JC辺りの感想聞きたいわいっそのこと。


あらしちゃん感想としては、ビジュアルで萌える映画とは元々考えてないので逆に役のこと考えられたところもありつつ。そしてOPで流れるピカダブで泣いた。なんだあれ、知ってたけどエモすぎる。
あらし以外では、既存キャストも新キャストも良い味出してて笑ったんだけど、終盤に登場するかもめ兄さんないのっちが全てかっさらったと言っても過言じゃない…!PIZZA must go onなかもめ兄さんイケメンだったよぅ…!