SP 革命編

散らかったネタバレあーりー。




あらかじめ『ピクトアップ』で岡田くんのインタビューを読んで“尾形さんを描く為のドラマ編、野望編”だったのだと承知していましたが、それにしたって堤さんが素敵に主演。
尾形さんの、恨みや悔しさや怒り、その一方で止まらない負の行動に歯止めをかけてほしいと願う他力本願だけど切実な気持ち、信じた兄の裏切り、それでも引き金を引けない、あれは優しさではなく諦めかな…?
麻田総理の欲や名誉の為に大切なものを失った自分たちだから、井上くんに仲間になって欲しかっただろうけど、井上くんは真っ当な正義を主張し続けてくれた。だから井上くんには自分を殺してでも止めてもらいたかったんだね。第四係の頼れる尾形係長。だけどそんな尾形さんにも黒い感情が渦巻いていたんだな。人間だもの(みつを)。
終わり方、全くスッキリせず(笑)、テロリストは尾形さん以外みんな殺されちゃって癌は国家権力と言う名の闇の中に葬られてしまった。SPは今日もどこかでマルタイの盾となる、職務を全うする、みたいな、木更津キャッツの「あいつらはまた地球のどこかでバカしながら生きてるさ〜」的な後味を感じました。
改めて、対象は女性より男性、子供より大人向けな感じがしたよ。


あいどる岡田を感じたシーン。“トラップだらけの議事堂内で、逆にテロリスト側を罠にかけてやろう!”って、あの状況でイタズラ少年顔をする末っ子いのうえかおるくんがきゃわいい…劇場版で唯一かわいいシーン…(笑)。そして井上くんの仲間達のシーンでクスクス笑いが起こるのよね。だって真木よう子全力でぶつんだもんね…!


これでまた新しいファン層というか岡田くんに一目置いてくれる人が増えた、と確信出来るくらいの賑わいだったので、一ファンとしても喜ばしいし鼻高々です。